年末年始やお祝い事などにぴったりのカニ。そんな楽しいお祝いの席で、万が一にもハズレのカニに当たりたくないという切実な気持ちは誰しも共通ではないでしょうか。ここでは、良いカニの選び方を3つのチェックポイントから見て行きます。
【中身がぎっしり!重たいカニを選ぼう】
水っぽくスカスカのカニではなく、ぎっしりと身が詰まったカニを選ぶにはどうしたら良いでしょうか?
まず、店頭に並ぶカニから選ぶなら、カニの重さが重要な手がかりになります。
手に持ったときに、見た目よりもずっしりと重たく感じるのが良いカニの証拠。身の入りが不十分なカニや、鮮度が落ちたカニは、身から抜けてしまった水分の重さのぶんだけ軽くなります。
商品をいじくり回されたくないというお店も多いので、手に取る前に店員さんに一言断りを入れるようにしてくださいね。
【甲羅がキレイなカニはNG!?】
手に持つ事ができない場合は、見た目に現れる特徴で判断する必要があります。
ここで手がかりになるのが「甲羅」。甲羅がキレイなカニの方が見た目が良いと思う人も多いようですが、実はその逆、甲羅が少し汚れたカニの方が、美味しいことが多いんです。
カニは脱皮を繰り返して成長しますが、脱皮直後のカニの身は水分が多く、悪く言えば水っぽく感じてしまうことも。甲羅がキレイなカニは脱皮から間もないカニである可能性が高いので、避けるのが無難です。
【黒いブツブツは美味しさのシグナル!】
カニの甲羅に黒っぽいブツブツがくっついているのを見た事があるでしょうか。実はこのブツブツ、「カニビル」という生物の卵なんです。
ヒルと言われるとなんとなく気持ち悪いような気がして敬遠される方がいるかもしれませんが、実はこのカニビルこそが「美味しいカニの勲章」みたいなものなんです。
脱皮直後のかにの甲羅には、カニビルの卵はありません。カニビルの卵があるということは、脱皮からある程度時間が立っているという事の証拠。これも、身入りの悪いかにを避ける目安になります。
【市場よりも通販の方がハズレが少ない?】
では、現物を見る事のできない通販はハズレを引く可能性が高いのかというと、必ずしもそうとは言えません。むしろ、目の利かない観光客目当てにカニを売りつける観光地の商人の方がよっぽど信用ならないと考えた方が良いでしょう。
カニの通販業界は競争が激しく、質の劣る業者は淘汰されていきます。また、通販業者であれば連絡先がわかるため、消費者から直接クレームが来ますが、行きずりの商人であれば後から文句を言う事は難しいと言えるでしょう。自社の商品に対してかなり厳しい品質チェックを課している通販業者が多いのは、クレームやトラブルが直接届き、またレビューや口コミなどの「記録」として残りやすいという通販ならではの特性が影響しているとみられます。
とにかくハズレだけは避けたい!という方は、通販で買うのが安全かもしれませんね。
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