水がにの主な産地とおいしい食べ方【水がにの主な産地とおいしい食べ方】

【水がに(ズボガニ)ってどんなカニ?】
「水がに」という蟹の名前を聞いた事がありますか?知ってるよ!という人はかなりの蟹マニアかもしれません。
水がには、脱皮したばかりのズワイガニのこと。ズワイガニは一生に10度以上の脱皮を繰り返し、徐々に大きくなっていきます。コチコチの固い殻を脱ぎ捨て、まだ殻が柔らかいうちに、身体をパンパンに膨らませて一回り大きくなるというサイクルを繰り返して成長しているのです。脱皮直前の蟹は固い殻の中に脱皮後の成長に使う栄養をぎゅっと閉じ込めているため、身がぎっしりと詰まり味も濃厚。一方、脱皮直後の蟹は、身を急激に膨らませているため水分が多く、ジューシーな味わいとなります。水分の多いカニは鮮度維持が難しいため、水がにのほとんどが漁獲地周辺の地域で消費されています。

脱皮したての身には、味わい以外にも違いがあります。殻と身の間に隙間があるため、殻から身を外しやすいのです。身をひっぱると殻から身が「ズボッ」と抜けるという所から、「ズボガニ」という異名がつけられたと言われています。
脱皮前に比べて殻も薄く柔らかく、力の弱い子供やお年寄りにも簡単に剥く事ができるというのも水がにの魅力。更に、高級ガニの代名詞であるズワイガニに比べ、水がには非常に値段が安いというのも利点です。家族みんなで気取らずに食べるのにぴったりと言えるでしょう。

【水がに(ズボガニ)の主な産地】
水がには、ズワイガニの産地とほぼ同じ、福井県沖〜山陰沖が主な産地です。
漁期がズワイガニと少しずれており、ズワイガニの漁期が晩秋〜春であるのに対し、水がには年明け1月から3月くらいまでが漁期となります。
山陰沖を漁場とする松葉ガニの脱皮後に対しては、「若松葉」という呼称も使われる場合があります。これも水がにと同じものと見なしてよいでしょう。

【みんなでわいわい食べたい 水がに(ズボガニ)のおいしい食べ方】
前述したように、水がにの魅力は食べやすさとみずみずしさ。身の水分量が多いため、鮮度が落ちれば水がぬけてスカスカ・水っぽいという印象を与えることもありますが、とれたてが手に入る港周辺では、柔らかくジューシーな水がに本来の美味しさを味わうことができます。
そんな水がににぴったりの食べ方は、やはり豪快に「茹でガニ」でしょう。大きな脚を間接から割ってあげれば、「ズボッ」という小気味よい音と共にプリプリの身が顔を出します。一人でじっくり味わうのも良いですが、家族や気の置けない友人と山盛りの茹でガニを前にわいわい食べれば味わいも格別。価格も安いため、気兼ねなくおなかいっぱいカニを食べたいという願望も十分に叶えてくれるはずです。



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