本タラバガニとアブラガニの違い(レッドキングとブルーキングの違い)【本タラバガニとアブラガニの違い(レッドキングとブルーキングの違い)】

本タラバガニと言えばその大きな体躯で高級ガニの筆頭を占める、まさに「蟹の王様」。一方、アブラガニはよく似た見た目をしているものの、売価はタラバガニの半分程度と非常にリーズナブルな蟹です。一部の地域ではアブラガニを「タラバガニ」「アブラタラバ」などと呼ぶこともあいまって、しばしば混同されやすい蟹とされてきました。
本タラバガニとアブラガニをどうやって見分けるか、多くの人が気にし始めたのは、一部の悪徳業者がアブラガニをタラバガニと偽って販売していたことが発覚し、大きな注目を集めたことに起因するのではないでしょうか。
ここでは、本タラバガニとアブラガニの違いを、3つのチェックポイントから見ていきます。

【身体の色の違いを見る】
本タラバガニとアブラガニ、活ガニの状態ならばこれらを見分けるのは難しくありません。本タラバガニはやや紫がかった茶褐色で、ハサミの色と身体の色に大きな差がありません。
一方、アブラガニは本タラバガニと比べると赤みが無い茶褐色の体色です。更に、「ブルーキング」の名の通り、ハサミの部分が鮮やかな青色に色づいています。
身体の色に比べてハサミの部分が青っぽいな、と思ったら、それはアブラガニである可能性が高いと言えるでしょう。

【甲羅の中央の突起の数を見る】
しかし、ボイルされてしまうと本タラバガニ・アブラガニどちらもよく似た鮮やかなオレンジ色に変わってしまいます。この状態では、遠目に見るだけではプロでも見間違えることがあると言います。
そこで有力な手がかりとなるのが、甲羅の中央部分、方の部分を覆う甲羅のふくらみの間の部分の突起の数です。
本タラバガニの場合、突起は6つ。一方、アブラガニではこの突起が4つです。
これはごまかしようのない特徴ですので、活ガニ・ボイル共にこの方法が最も確実に2種を見分ける事のできる手がかりです。

【脚の裏の色を見る】
しかし、甲羅で見分ける方法は、脚だけ・肩から先だけという形で販売されている場合は確認できません。この場合に手がかりとなるのが、脚の裏の部分の色です。
生の場合、本タラバガニの脚の裏側は、均一な濃い褐色〜黒色です。一方、アブラガニの場合は間接に近い部分の色が薄く、白っぽい部分の混ざったむらのある色づきになります。
ボイルの場合はより分かりやすく、本タラバガニが足先〜第二間接あたりまで鮮やかなオレンジ色に染まるのに大使、アブラガニは尖端にわずかに色づく部分があるくらいで、大部分はきれいな白色です。

一度事件となった事もあり、蟹の種類を詐称して販売する業者は減っていると言います。しかし、本タラバガニは決して安い買い物ではありません。あまりにも安い値段でタラバガニが売られているとき、おや?おかしいな?と思ったときなどは、ぜひこの3つのチェックポイントで蟹を確認してみてください。



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