カニの種類別に旬や食べ頃を知りたい!
まずはズワイガニの旬。ズワイガニは日本海周辺地域と北海道でよくとれますが、ズワイガニの旬は11月から3月まで、秋の深まるころから厳寒の季節にかけてです。このうち京都ではズワイガニの生息量を維持し、環境を保全するために1月から3月までとさらに漁期をしぼっています。

ハナサキガニは初夏から夏にかけてが旬です。ハナサキガニが良くとれるのは北海道ですから、避暑がてら観光に出かけて、現地で旬のハナサキガニの味に舌鼓をうつ、という旅行プランは非常に理にかなっていると思います。

ワタリガニも同様に、初夏から夏にかけてが漁獲の最盛期です。ただし、卵が充実するのは秋だといわれています。身を主に食べたいのか、卵を主に食べたいのかで若干季節に違いが出てきます。

毛ガニはやや特殊で、漁期が地域によって異なり、例えば胆振では初夏、日高では冬から秋にかけてです。現地に行かれる場合は事前にその地域で毛ガニが水揚げされるのはいつなのか調べてからがよいでしょう。

タラバガニはズワイガニとほぼ同じ11月から3月くらいまでと、地域によっては9月、10月にも漁が行われています。また、ロシアなどからの輸入物も多く出回っている種類のカニなので、その気になれば1年を通して手に入れられると思います。

さて、閑話休題してカニの生態を少し見てみましょう。カニは数多い種類のエサを良く食べ、海辺のフナムシ、ゴカイ、小魚などを、自慢のはさみで捕らえて食べるのです。ときには死んだ魚なども食べるため、「海の掃除屋」と呼ばれることもあります。このように我先にとエサを求めて争うのではなく、残り物を貰って食べることで自分は立派に成長し、同時に食べ残しを始末するので環境も綺麗にするという、スマートかつエコな生き方を実践している生き物なのですね。

カニの目は昆虫と同じく、無数の目がたくさん集まって出来た複眼です。よく幼児などがカニの絵を描くときに、目をびよーんと縦に伸ばして描きますよね。実際に我々が良く目にするズワイガニやタラバガニはそのような目をしてはいませんから、子供ならではのデフォルメなのかなと思うと実はそうでもなく、干潟に住むかにの種類は浅瀬で水面に目だけを出して偵察するため、子供が描く絵のように長く伸びた目をしているのです。オサガ二、シオマネキなどがそれにあたりますので、興味がおありの方はぜひごらんになってください。



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